宗教的精神にもとづく平和のための活動を推進する宗教組織および市民組織を支援し、その活動の質的向上とその活性化を図るため、下記の事業を行なっています。

(1)活動に関する社会調査・資料収集事業
宗教組織および市民組織が行う平和のための活動に関する社会調査・資料収集を行い、公表する事業。
その主たる目的は、それぞれの組織関係者の意識向上をはかることで、それぞれの組織活動の質的向上を目指し、宗教的精神にもとづく平和のための活動を促進することである。

(2)普及啓発事業
当財団の事業の成果を、宗教組織及び市民組織の関係者を主たる対象に、セミナー、シンポジウムを通じて、普及啓発を行う事業。
その主たる目的は、宗教組織及び市民組織の人材育成、専門知識の取得及び組織の活動の充実を目指すことである。

「宗教的精神にもとづく活動とは」

1. 宗教的精神に基づく活動とは、神仏への畏敬の念から発して、ひろく社会および個人の生活における物心両面の福祉に寄与しようとするものをさす。

2. したがって、特定の宗派や信条のみを前提としたり、また特定の政治理念を掲げる個人や団体に偏った活動や、特定の個人・団体の営利を追求するような活動はここに含まないものとする。

3. 平和はふつう「戦争のない状態」と捉えられることが多いが、ただそれに留まらず、多くの対立や緊張を含みつつもより一層の調和と充実を求める動的なプロセスと考えるべきである。したがって、そこには「社会的・外的側面」とともに「精神的・内的側面」も含まれることになる。

4. 平和の達成には、いうまでもなくそのための実践が不可欠であるが、ただそれだけでなく、その実現の条件をさぐるための理論的な作業も重要である。「平和のため」の活動とは、したがって「平和の実現のための諸条件を整備するアプローチ」のほかに、「平和の阻害要因へのアプローチ」、「平和の基盤としての宗教的人間教育」なども含まれることになろう。