「路上生活者支援連絡会」が記者懇談会

庭野平和財団、新宗連(新日本宗教団体連合会)、日本キリスト教協議会(NCC)などが参画する「路上生活者支援連絡会」は2010年7月16日、東京・新宿区の日本キリスト教団早稲田教会で「記者懇談会」を開催しました。

今回の記者懇談会は、路上生活者や生活困窮者が増加する中で、現状と支援活動への理解と支援協力を呼びかけるために企画されました。当日は、路上生活者や低所得者を支援する、セカンドハーベスト・ジャパン(2HJ)の蓜島一匡(はいじまかずまさ)氏、企業組合あうん気付「フードバンク」の中村光男氏、社会慈業委員会「ひとさじの会」の吉水岳彦(がくげん)事務局長が出席し、取り組みを説明。宗教者、各紙記者らを合わせて15人が参加しました。
懇談会では、支援団体の3人がさまざまな理由で廃棄される食料品を引き取り、児童養護施設などに供給するフードバンク、生活困窮者に直接食料を提供するフードパントリーなどの活動を紹介。一方、生活困窮者への支援活動が、社会的にあまり認知されていない現状、加えて、支援に使う食品の中で特に米の不足が深刻で、切迫している窮状などが報告されました。
その上で、路上生活者のサポートには地域との連携が必要であり、企業や団体のほか、多くの人に活動への理解と協力を求めていきたいとの意向が示されました。
なお、席上、路上生活者や生活困窮者の増加に伴い、各団体では精米や食品、防災備蓄品などの提供を広く求めていることが紹介されました。

精米や食品、防災備蓄品の送付先

食料品等をご提供頂ける方は、精米は「フードバンク」に、その他の食品、防災備蓄品は「セカンドハーベスト・ジャパン」までお送りください。(着払い不可。賞味期限が1カ月以上ある、未開封のもの。生ものや保管がきかないものはご遠慮ください)

「セカンドハーベスト・ジャパン(2HJ)」
〒111-0053 東京都台東区浅草橋4の5の1 水田ビル1階
TEL03(3838)3827
http://www.2hj.org/index.php/jpn-home

企業組合あうん気付「フードバンク」
〒116-0014 東京都荒川区東日暮里1の36の10
TEL03(5850)4863
http://www.geocities.jp/food-bank2007/HTML/index.html