庭野平和賞奨励賞(Niwano Peace Prize Visionary Award)は、宗教的精神を基盤とした平和のための活動と研究をとおして、地域に根差しつつ、人びとの生活にとって身近で具体的な課題に取り組み、人びとの幸福と平和な社会を構築するための先駆的で萌芽的、実験的な活動に功績をあげた個人又は団体を表彰し、更なる発展を奨励します。

本賞のねらい
本賞における「先駆的で萌芽的、実験的な活動」とは、従来にない新しい発想と、人びとの日々の生活の中から社会的な課題を解決するためのヒントを収集して企画された比較的小規模な活動で、人びとの共感や賛同、支持と参加が得られ、具体的な短期的成果が得られるものであり、さらに、その成果や課題が公開されていて、人びとの批判や建設的な意見を受け入れることができるといった公開性と柔軟性を保持している活動と考えます。そして、そうした活動を行う個人又は団体の功績は、中・長期的に具体的な制度や政策の立案や策定へとつながるといった、人びとの幸福と平和社会構築に貢献する社会的な波及力をどのくらい有するかによって認められるものと考えています。

-対象者-
宗教的精神を基盤とした平和のための活動と研究をとおして、地域に根差しつつ、人びとの生活にとって身近で具体的な課題に取り組み、人びとの幸福と平和な社会を構築するための先駆的で萌芽的、実験的な活動に功績をあげた個人又は団体とします。

-選考方法-
内外の宗教者、有識者、市民活動家により推薦された候補者の中から、庭野平和賞奨励賞委員会(Niwano Peace Prize Visionary Award Committee)の厳正な審査を経て、原則として毎年3件以内の受賞者が選ばれます。

-贈呈式-
毎年9月から10月に受賞者の現地にて贈呈を行います。
受賞者には、正賞(賞状)と副賞(賞金200万円)が贈呈されます。
贈呈とは別途の期日にオンラインでのシンポジウムや講演会も実施を予定しています。

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