第3回庭野平和賞奨励賞受賞 モレーノ・バルコ氏講演会
2025.04.07
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庭野平和財団は、第3回庭野平和賞奨励賞受賞(および国連高等難民弁務官事務所[UNHC] 『ナンセン難民賞』受賞)のコロンビアの人権擁護活動家、エリサベット・モレーノ・バルコさん(通称 チャバ)を日本に招待し、講演会を行います。 エリサベット・モレーノ・バルコ氏(通称「チャバ」)は、コロンビアの長期内戦により避難を余儀なくされたコロンビア北部チョコ県出身の避難民当事者であり、故郷を追われた一人です。2016年の和平合意にも関わらず、チョコ県は今も内戦地帯で、多くの武装組織が活動しています。「村を流れる河に、武力衝突で撃たれて投げ込まれた兵士の遺体が流れてきました。でも私たちはその遺体にはあきらかなメッセージがるのを見ました『だれもこの遺体を岸に引き上げて埋葬してはならない』と」 武装組織、違法採掘業者、反社会的組織、そうした複雑に絡み合う暴力の環境の中でも、モレーノ氏は地域のアフロ・コロンビア人コミュニティーを代表し、長きに渡り、地域の人々の間で、平和と人権のために尽力し、平和の実現に向けた活動を行なってきました。武装組織との交渉や避難民支援に貢献し、UNHCRの「ナンセン難民賞」も受賞しています。現在、コロンビア政府の和平遂行機関にも参加しており、彼女の勇気ある実践とそのリーダーシップは、国内外で高く評価されています。 こうした国際的にも高い評価がある一方、モレーノさん自身は、いつもコミュニティーの人々のところに一緒にいて、人々と日常を共にし、人々ともに現場で活動しています。 危険な暴力の環境にあって、彼女はどのような姿勢と心、そして方法で、人々と協力し、人権を護っているのか。そして私たちは、自分の置かれている現実のなかで、世界と社会と、そして私たちの日常の中で、何をなすべきなのか。コロンビアからはるばる来てくれるモレーノさんに直接にふれて、聞き、話し、私たちも一緒に考えることができれば幸いです。 (文責 庭野平和財団 担当 仲野)