ムニブ・A・ユナン師
2017.08.02
贈呈理由
受賞講演
名誉会長挨拶
第34回庭野平和賞をヨルダン及び聖地福音ルーテル教会監督のムニブ・A・ユナン師(Bishop Dr. Munib A. Younan)に贈呈しました。 ユナン師は、1950年、エルサレムでパレスチナ難民の家庭に生まれました。地元のキリスト教ルーテル派の学校にかよい、その後、フィンランドのヘルシンキ大学で神学を修め、パレスチナのルーテル派キリスト教会で牧師になります。1998年からはヨルダン及び聖地福音ルーテル教会(ELCJHL)の監督をつとめています。また、2010年7月から2017年5月まで、ルーテル世界連盟(LWF)の議長をつとめました。 ユナン師は、エルサレムでの聖地宗教評議会(CRIHL)を立ち上げるなど、一貫して他の教派や宗教との対話と和解を目ざす「エキュメニカル運動」を進めてきた他、平和への道筋の見えない中東社会にあって、多くの宗教指導者との幅広い交流と対話をとおして、根気強く諸宗教対話に取り組んでいます。
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