第38回庭野平和賞を昭慧法師に贈呈いたしました。昭慧法師は、1957年ミャンマーのヤンゴンに生まれ、家族とともに台湾へ渡ります。1978年、21歳の時に出家し大学卒業後は修行を続けながら、玄奘大学や佛教弘誓學院などで教鞭を執ってきました。仏教に説かれたすべての生命が尊ばれる世界を実現するために、昭慧法師は動物の権利保護の法律の制定や、死刑廃止、人権保護、カジノ建設反対など様々な社会の問題に取り組んできました。ジェンダーによる差別や不利益をなくすための取り組みは、国内外から注目を集めています。