2014年10月22日-24日、庭野平和財団主催「上野村スタディツアー」を実施

「GNH(国民総幸福)現地学習会」が群馬県上野村で行われ、14名の関係者が参加した。

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同学習会は、GNHを指標に、豊かさの意味を考える取り組みの一環。行政と住民が協力して地元の自然や伝統文化を生かし、地域の活性化につなげる事例を学ぼうと実施された。

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一行は、神田強平村長から循環型社会を目指す取り組みの説明を受けたあと、揚水式では世界最大級の神流川発電所、木材で工芸品やおもちゃなどを製造する森林組合加工センターを見学した。このほか、完全無農薬でシイタケを栽培するきのこセンター、家畜のふんや家庭の生ごみを使った堆肥センターなども視察した。

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また一行は、同村に住む立教大学大学院の内山節教授による講演を傾聴。内山教授は、上野村では近年、都市部からの移住者が増加傾向にある背景には、雇用の創出や観光資源の発掘につながる循環型社会に向けた取り組みがあると説明。「役場と住民が協力し、上野村自体をブランド化していくことが大切」と語り、地域社会活性化の方向性を示した。